日記

吸い込まれるように、歩む。

私はこういう路地裏を「匂いのある路地裏」と呼んでいます。 生活と、歴史と、どこか異世界感が漂う場所を歩いていると、自分が何者でもない一個の存在として、そこに在るような気になって、心地がよいのです。小説の浮遊感と、それはとても似ているのです。

550円の贅沢。

からだがとても疲れている。2週間に渡る座学研修のせいだとは思うのだけれど、それにしたって疲れすぎで、これはどうやら、湯船にのんびり浸かっていないせいじゃないか、と。我が家はユニットバスで、とてもお湯を張ってどうこうなんていえない。「風呂に…

ええそうです、にーさんなんです。23。

ゾロ目の一年が終わり、このたび、23歳になりました。 昨年は大学卒業と就職という二大イベントがありましたが、今年はどんな一年になるのやら。いや、なるのではないですね、するのですね。何かしらのイベントを起こしたいと思います。世の中にご迷惑をおか…

入社式、終えて「越乃雪椿」で祝杯。

エイプリルフールなので、出社したら「あれ、君って採用したっけ」などと本気で寿命が縮みかねないようなことを言われるかと思いましたが、そんなこともなく、滞りなく入社式を済ませることができました。あー。緊張した。今頃自分がどう言われているか、い…

贈ってばかりの最中を食べる。

吉祥寺の和菓子屋「小ざさ」といえば羊羮が幻の逸品として有名ですが、店が開いていれば気楽に買える名品として最中があります。 15個入り905円と値段も張らない割りに、羊羮と同じく甘いのにさっぱりと食べられる餡がよくて、しょっちゅう手土産にしていま…

生しらすとの出会い。

神奈川は藤沢に住む親戚宅にお邪魔しました。卒業や就職の報告をして……それからいただいたご飯は、さすが江ノ島の近くというべきか、生しらす&釜揚げしらすの二色丼!するっとした食感に、ふわっと香る磯の風味!美味でした。 今度は晴れた江ノ島に、食べに…

学士取得。

大学を卒業しました。 このサイトが始まったのは、もう入学してひと月もしてからのことでしたけれど、それを考えても、なんともあっという間だったなーという感じです。で、濃さだけはしっかりしていたと。いい4年間でした。 いろいろと書きたいこともある…

はじめてのしゅっけつ。

たまねぎのみじん切りをしようとしたら、指切った。 こう、横に刃を入れるときにスッ……と。うーん、地味に痛い。左手の親指の大切さがわかります。 いままでで切った記憶がなかったもんで、血が出ても「あー、切れた切れた」ってのんびりしていた。なかなか…

一人暮らし三日で気づいた。

「楽しい生活」なのではなく「生活は楽しい」のだ、ということ。炊事洗濯もろもろ、面倒かなぁと思っていたことが楽しい。 もっとも、いまは精神的に余裕があるからだろうけれど、何しろ自分がやったこと買ったものが、ダイレクトに日常に反映するのがいい。…

いつかオトナになるーのー。ってCOLTEMONIKHAが午前4時に。

引っ越し用のバンを11日、明日の朝にレンタカーで予約した。 つまり今日中には荷造りを進めていないといけないのだけど、生来のエンジンの遅さ故か、まだ全然済んでいない。 というかこの部屋、物が多すぎるのだ。 本を片付ければ何だか終わったような気にな…

定額給付金で卒業旅行。

にいがた酒の陣 http://www.niigata-sake.or.jp/sakenojin/ 見どころ味わい満載の2日間。 県内蔵元が自慢の酒を一堂に持ち寄ります。 試飲チケットを購入すれば500種類をこえる新潟清酒を心ゆくまで楽しめます。 個性豊かな美味しい“新潟の酒”を相性の良い“…

大学4年間を経て諸先輩方へのご挨拶、という文。一応。

オンナノコの裸にときめかなくなって久しい。僕が中学生、つまり多感で貪欲ではちきれそうな心を持っている頃には、まだインターネットなんか全然遅くて話にならなくて、何をするにも簡便でスマートな紙媒体が優秀だった。そんな時代は遥か、気づけば僕はイ…

魔法学校入学とPK LOVEを打ちまくる日々。

いま、ここ数年間でもっともすっきりした顔をしています。 いや別にものすごいオナニーをしたとかそういう話ではなく、無事に大学を卒業できそうな見込みが立ったからなのです。卒業制作も提出、単位も足りて、どうにかなりそう。冗談でなく成績発表の前日は…

2009年の謹賀新年。

あけましておめでとうございます。 大晦日は日本酒をひたすら飲みながら初日の出を待ち、カラダいっぱいに日光を浴びました。テンションがあがりすぎてちょっと脱ぎました。寒かったです。帰宅して、即席お雑煮を食べているときに気づいたのですが、日本酒の…

桜小鉄を馬鹿にして人生を棒に振った人のお話

日課のように男性は射精をするものですが、主にひとりでの場合、お供を求めてしまうことが多いです。ところが数日溜めてしまうと、これを無為に抜くのはどこかもったいない、何かしらステキでワンダフォーなお供を用いて……などと考えてしまい、ここぞとばか…

どうやらとらドラ!が本気出してきた

第1話を見たら、なんというか勢いで、最新の第9話までぶっ通しで見てしまった。 卒業制作の第一稿が今月末〆切でまだ5章立ての2章までしか終わってないっていうのに『とらドラ!』見てニヤニヤしてる暇ないっていうのにああもうかわいいなぁかわいいなぁ…

いとしさと切なさと日本酒

ここ数日、無性に「酒が飲みたい!」という思いに捕らわれ、しかも清酒、日本酒ではなくてはいやだ!という状態になっていた。ビールでも、焼酎でも、泡盛でも満足できない、自分のもやもやを解消するには日本酒しかない!という状態。 誰にとっても「そのと…

生物と無生物とホッテントリメーカーのあいだ

http://pha22.net/hotentry/というサイト(というよりサービス?システム?)があるのを知った。 ご存知ですか。ご存知、ないのですか。 >ブログのエントリのタイトルを考えるのが苦手な人のために、 >ホッテントリ(Hot Entry)になりそうなエントリ名を生…

コンテで泣いて、演劇で笑って、ラーメンを食べて。

メモ書き程度にあったことをつらつら。 10月18日 [観劇]マドモアゼル・シネマ『不思議な場所』@神楽坂セッションハウス コンテンポラリーダンス見てきて、はじめて泣いた。郷愁と愛しさと悲しさが同時にぐわっと胸に迫ってきた。色彩感覚、映像のギミック…

劇的で激的な3時間ショー。

間が空きました。ちょっと書かないとすぐこれである。 あれこれ書こう書こうとしすぎて何も書かずに終わることがよくある。やるやる詐欺、みたいなもので、気持ちや口ではものすごくやる気があるのだが、実は全然やらない、みたいな。どうでもよいが最近すぐ…

フリータイム、という言葉が及ぶ範囲とは?

27日土曜日、現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2008」で、チェルフィッチュ『フリータイム』を観劇した。それまで誌面でしか知らなかった岡田利規の本業が見られる、と意識すると、なぜだか緊張してしまった。(たぶん「岡田利規」という名前が先行して…

22歳からの性的肉体鍛錬。その2。

8月11日のエントリー(22歳からの性的肉体鍛錬。 - Hasex.net blog)でPC筋を動かして性的能力を向上させてみようと思う、ということを書いた。それから1ヶ月ちょっと経った。気が向いたときにぴこぴこと動かしてみたり、放尿する時に止めて出してを繰…

山羊たちは踊って笑って誘いながら道をふさいだ。ぎゃー。

神楽坂セッションハウスで、コンドルズの近藤良平が主催する「リンゴ企画」の公演『あの山羊たちが道をふさいだパート2』を見た。21時45分から、という開演時間でも100人近い集客があり、近藤良平への期待が感じられた……と、書きながら、私、近藤良平の存在…

In 197666と輝ける場所、そしてひたむきな若さ。

人には輝ける場所がある。 輝く場所、かもしれない。 自分から発光するのか、させられるのか、わからないけれども、存在や行動そのものが映えるところがきっとあるのだ。その瞬間、意味、感動をいかに味わい、味わえるかで、人生のある種の豊かさが得られる…

ずっと行きたかった吉行淳之介文学館。

8月後半は千葉県某所にこもって卒業制作の小説を執筆していた。成果はそこそこ。自分がなかなかに寂しがりやであることを自覚したりもした。その後、館山で大学の講義合宿。エッセイの書き方を習う。これは実りがあった。話したことのない後輩たちとも知り…

イデビアン・クルーで笑いの花が咲く。

世田谷パプリックシアターで振付家・井手茂太が主宰するイデビアン・クルーの公演「排気口」を観た。上げるところ下げるところが明確で緩急があり、観る者を飽きさせず、常に新しい刺激の中へ取り込んでいく展開に好感が持てた。様々なダンス様式、音楽、そ…

22歳からの性的肉体鍛錬。

思うところがあって、PC(pubococcygeus)筋を鍛えることにした。骨盤底筋・恥骨尾骨筋、ともいうらしい。この筋肉を鍛えることによって、強い勃起力を得ることができたり、射精のコントロールがしやすくなったり、回復力が早くなったり……要するに男性器に…

めでたく馬鹿の仲間入り。

昨夜、サッカー五輪代表がアメリカに痛い一敗を喫しているころ、私は二日酔いの気持ち悪さと戦っていたのであった。亜鉛のサプリメントや胃腸薬を飲み、スポーツドリンクを飲み、うだうだと横になっていたのだが、どうにも復調しない。どうもおかしい。視線…

とても眠れる状況ではないのに眠くなる?

六本木でダンスパフォーマンスグループ「BABY-Q」の公演「Matar o no matar」を観た。主催者である東野洋子の「血」がだらだらと溢れているような刺激的な公演。映像効果、ノイズミュージック、フリージャズ……ダンスに様々な効果や演出が絡み合い、独特な空…

モードにとってクラシックは害なのか?

モードを毛嫌いするのではなく 受け容れる懐の深さこそ クラシックの余裕 これは大河原遁『王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜』19巻の帯にあった言葉です。なんていい言葉なんだろう、とバイト中にも関わらずメモをとって持ち帰りました。 モードを受け…