劇的で激的な3時間ショー。




間が空きました。ちょっと書かないとすぐこれである。
あれこれ書こう書こうとしすぎて何も書かずに終わることがよくある。やるやる詐欺、みたいなもので、気持ちや口ではものすごくやる気があるのだが、実は全然やらない、みたいな。どうでもよいが最近すぐに眠くなる。参る。


昨日と一昨日、青山スパイラルホールでの「劇的3時間SHOW」へ行ってきた。各界のコンテンツプロフエッショナル10人を日替わりで招いて3時間トークしてもらうという企画。3時間はどう使ってもよいので、独自にゲストを招いて対談したり、ひとりで話したり、それは出る人の自由、という。これで入場無料という太っ腹なイベントなおかげか、会場には学生が多いみたいで……という話を3度ほど聞いた。まぁ、私も学生なので、何ともいえないが、無料だったら行くわ、これは。


7日は幻冬舎の社長である見城徹
8日は芥川賞作家の川上未映子
どちらも私の興味関心ど真ん中で、両日とも、実に有意義で頭を使う3時間が過ごせた。見城さんは、中森明夫、エイベックスの松浦社長、オーガスタの森川社長を招いての対談。川上さんは、前半は自分ひとりで質疑応答などして、後半はユリイカの山本編集長、早稲田文学の市川編集長を招いての対談。武勇伝、表現、ビジネス、編集、作品作家論、小説……と、話は多岐にわたり、面白おかしく楽しんできた。
きっと感想云々、名言云々は、いろいろな人がいろいろなブログやらmixiやらで書いているであろうから、私は書かなくてもいいかな、と思っている。一応それなりにメモは取ってきたので、いくつか書き出してみる。誰のコメントかは、あえて書かない。というか、名前を書いていなかったので、不正確だと困るかなぁと思い、書かないことにする。


「マジョリティの中からこぼれた痛みや悲しみや恍惚こそが表現」
「ヒットするミュージシャンは、会えば、ヒットするな、と思う。そんな吸引力がある」
「クリエイティブは、ひとりの情熱からはじまる」
「成功か不成功かは死の瞬間しかない」
「基本的に理詰めでないと書けない。登場人物の名前にも意味がないと」
「(純文学が読まれない、ということに関して)実はどうでもよくて、その人が物事に対してどれだけ感じ、考えてきたかが読みたい。それが結局、面白い」
「作品に投じられているコストが大きければ大きいほど、良いものになる。気合一発、みたいな」


人前で何かを話すというのはとても難しいことだと思うけれど、私などは、いつかやってみたい、と思うことがある。なんというか、昔にはインターネットラジオなどやっていたせいかもしれないが、話すこと、話していること、声に出すことでしか表現できないことも、笑えないことも、感じられないこともあるだろうから、話すチャンスがあるのならば話してみたい、というのが本音なところ。恥ずかしいだろうけれど、やってみたい。


そのためには「話を聞きたい」と思ってもらうことがまず大切で、がんばらなくちゃなぁ、とかなんとか思っておりました。