我が家を牛耳る牛汁。




寒いですね。連日どうにも。こんな寒いときには汁モノに限ります。味付けが適当でもだいたいどうにかなる料理でもあります。ここ数日、我が家では冷蔵庫の残り物整理を兼ねて「牛汁」を食べております。


昆布と干し椎茸を水に浸して半日ほど。会社を出る前に浸けていって、帰ってきてからつくりました。大根、人参は銀杏切り。こんにゃくは菜箸で穴をぶすぶす開けて、塩をふって少し置いてから洗い、手でちぎります。冷凍してあった牛切り落とし肉を解凍し、具を鍋に放り込みます。しばらく煮ます。


アクをすくいつつ具が煮えてきたら、昆布を取り出し、味噌(我が家では愛用のマルコメ「液味噌」を使いました)と醤油少々で味をつけて、また煮ればできあがり。牛肉から出た出汁がこってりして、なかなか食べごたえのあるひと品になりました。


今日の朝はこれに焼餅を入れましたが、味噌と餅の相性はとてもよろしく、あったまるおいしい朝ごはんになりました。いまは晩酌をしつつ、豆腐とキムチと豆板醤を加えてチゲ鍋風にしていただいていますが、これがすこぶるうまい。太るのでやりませんが、ご飯を入れて、卵を落として雑炊にしたい……!


今度は、前に本で読んだ汁モノを試してみるつもりです。想像するだけでおいしそうなのがわかっているので、いまからつくるのが楽しみ。日々こうして、少しでも楽しみを積み重ねて生きたいものです。



あけぽめ。




あけましておめでとうございます。

遅いですか。遅いですね。正月休みも終わり、この3連休も終わり、いよいよ新たな日々がはじまるのですね明日から……という気分でいっぱいの、この夜に久しぶりに日記などしたためてみるわけです。


と思ったのですが、部屋が寒くて指先が動かないので、以下は写真をご覧下さい。







30日。青山の飲み屋で牡蠣や巻き寿司を肴にぐいぐい。大学時代の友人と飲んでいたのですが、後日レシートを見て「生ビール×4 ハイボール×9 焼酎お湯わり×3」と書いてあってなかなかびっくりしました。







31日。赤羽の飲み屋でうまい肴でぐいぐい。おいしいおそばもいただきました。芋焼酎をグラスになみなみ注いでくれる店でうれしい。水樹奈々様の紅白初出場は飲み屋のテレビで見ました。いい意味で鳥肌。その後、実家に戻って年を越しました。







4日。浅草の飲み屋で新年会。枡酒は正義。酒、塩、木の香り……すべてがパーフェクト。ちなみに1〜3日も実家やら何やらでほとんど飲んでいました。


ということで、見事に正月は飲み明かしておりました。今年も元気に酒は飲んでいきたいと思います。



めりー。








近所においしい洋菓子屋さんがあると嬉しい。手土産にも事欠かないし、何よりこういう記念日とかパーティーのケーキに困らない。いちごショートおいしかった。小さなホールケーキを、もりもり食べた。切り分けずに、フォークで好きなだけ取って頬張るのだ。とてもイケナイことをしている喜びがある。


この日のメニューは、宅配ピザにフライドチキンにケーキ、という絵に描いたようなものだったけれど、スパークリングワインを飲みながら、ゆっくりと更けていく夜は、心地よいものだった。フルボトルを飲みきったころ、すっと眠ってしまった。眠る前に、彼女が呆れながらお皿を洗ってくれているところを見た気がする。ありがとう。ごめんなさい。


クリスマスプレゼントに財布をもらった。いまの財布は小銭入れのボタンが壊れてしまっていたから、とても嬉しかった。もらったものは、小銭入れの部分がファスナータイプなのだけれど、色が虹やらイルミネーションやらを思わせるくらいカラフルでキュート。アソビゴコロ!彼女のセンスを私は信じきっている。さすがだ。


今日から気持ちも年末進行。我が社は28日で仕事納め。もうひと踏ん張りで、休みがやってくる。正月休み。どうやって過ごすかはまだ決めていないけれど、瞬く間に終わってしまうだろうから、大事に考えながら過ごしたい。連日連夜のお祭り騒ぎ。それもまたいい。



携帯よ、こんにちは。




粘りに粘って1週間待ったものの、出てこなかったために買い換えました携帯電話。人でごった返すビックカメラ有楽町店にて、なぜか引き寄せられるままに東芝製「biblio」に機種変更。


いま使い始めて2日でまったく慣れないのですが、しばらくは遊んでみようと思います。大きな画面はいいことだ!と思って大画面携帯にしたのですが、見事に本体サイズも大きいですね。そりゃそうか。スーツのときどうしよう。


アドレス帳などもまるまる紛失したので、お手すきのときにアドレスを送っていただけると幸いです。と、各方面に書き込み・広報しているためここにも書いておく。


ついに今年も残すところあと1週間と少し。来週は祝日があるので仕事ものりきれそうです。余談ですが、ここ数日、あまり気を張らずに電話対応している(私は「頑張るぞー!」とやる気を乗せるとどうも空回ることが多い気がして)せいか、電話を取り次いでもらったときに「女性の」と言われることがある。部署内に同じ苗字はいないのですが。少し声を抜きすぎているのかもしらん。でもこのままいくのも、それはそれで面白いかー、などとも思ってみるのであった。



携帯よ、いずこ。




携帯を紛失しました。例の如く、酔って、寝過ごして、気づいたらなかったという。もちろん電車は終電で、降りたったところはとんでもないところでした。東京で言うと、新宿あたりで飲んでいたのに起きたら河口湖だった、みたいな。すみません、さすがにそれは言い過ぎました。せめて高尾か青梅か。白状しますと、赤羽で飲んでいたのに起きたら大船でした。横浜越えてやがる。


以前も寝過ごして蒲田で絶望感を味わいましたが、それ以上でした。何しろ携帯がない、家は遠すぎる、翌日は休みだからまだよかったものの、早朝6時に集合する予定がある。そのための道具はなにひとつない。買えるところもない。しかも集合するメンバーの連絡先は携帯電話しか知らない。現代の弊害です。最も、そこから電報も伝書鳩も飛ばせないのですからそんなこと考えても意味はないのです。しかして時間だけは刻々と過ぎていく。


いろいろ考えました。久しぶりに、数十分、大船のネットカフェで液晶ディスプレイをにらみつけました。いまあるお金、これから入るお金、出て行きそうなお金、要はお金のことばかりですが、もちろん約束を無断で反故にしてしまう影響も考えました。というよりそれが何より大きかった。なぜなら、ドッジボールの試合で茨城へ行くので、車に同乗させてもらう約束だったからなのです。


今後のため、勉強のため、社会経験、とか何とか言い聞かせて、タクシーで帰りました。過去最高金額と過去最長の移動を味わいました。もういっそ楽しかったです。運転手さんが新潟から出てきて20年くらい経つそうなのに、神奈川からほとんどタクシーで出たことないせいか「ごめん私あんまり道に詳しくなくてねーお恥ずかしい」と即行暴露してくれたおかげで、マジでハラハラした帰り道でした。


私も適当に「とりあえず海岸線に乗って錦糸町を目指してくれ」などと言ったせいで、概算よりも料金がかかってしまいました。情報弱者、いやいや、経験不足はこういうときに痛い目を見るのです。教訓、教訓。


で、これを書いている今も携帯電話は見つかっていません。警察にも知らせたし、回線も止めてはいるのですけれど。今まで使っていた携帯を一時的に復活させようかと思い立ったのですが、その携帯がどこにあるかがわからない。実家か、いや持ってきたのか……ううむ。弱った。新しいのを買ってしまうべきか、悩んでいる私なのです。



たった半時間早まるだけで、楽しい日々。








最近、帰りが遅いのです。といっても、最寄り駅に着くのが19時台なので、こんなこと言うと一部の人からは「早いじゃん!ふざけんな!」とか言われそうですが、そもそも17時半が定時なのだから全然ふざけていない。残業代も出ないしね。19時じゃお気に入りの商店街のあの店やあの店も閉まっているんですよ。残念すぎる。ちぇっ。


それで、最近遅くまで開いているスーパーに行くのです。そうすると、ちょうど生鮮品が半額シールをつけられて並べられている。おお、ちょっとしたわくわく感の発見です。今日は何があるかしら、なんていう。


写真は先週の日曜日のお昼ごはん。鮭と小松菜のまぜごはん。これと、小松菜と油揚げの煮びたしもつくりました(ルクエのスチームケースでさくっと)。鮭が2切れで、たしか130円くらいになっていたのを確保したのだったかな。おいしくいただきました。







ただ、肉だけは別。スーパーの半額が、うちの近所のお気に入りの肉屋の定価以上なのだから。最近は買い物にも行けず冷蔵庫からすっかり肉類が消えていた。そういうわけで、昨日は会社を早くあがって閉店間際の肉屋へすべりこんだ。牛切り落とし肉1キロ、赤ウインナー1キロ、あらびきフランク1キロを購入。


赤ウインナーに特別に思い入れがあるわけではないのだけど、何となく買ってしまった。経験のない郷愁を覚える、というのは、これもひとつのデータベース消費なのかもしれない。なんてことを思いつつ、たこさんウインナーにしてビールを飲んだ、おいしかった。


昨晩、拙宅へやってきた彼女が、これまた閉店間際のスーパーで合挽肉の半額品を買ってきた。いま我が家には、都合約3.5キロの肉がある。しばらくはたんぱく質に困ることはなさそうだ。と、昨今の飲食事情と冬のせいによって腹回りについたぷにぷにを、つまんで、唸る。



白菜鍋で導く心地よい眠りで、自分の首がまた絞まる。








仕事から帰ると、彼女が台所にいた。大量の白菜と格闘している。たしかに先ほどきたメールに「夕食の材料を買ったよ!つくっているから早く帰ってきてね☆」的なことが書いてあったと思うけれども、さてその大量の白菜をこれからどうするつもりだい。と、問うてみたら率直に「鍋にする」とのご返答。はぁ、なるほど。この時点で時刻は20時過ぎ。


白菜の他には鶏つくねもつくったようで、これはなかなか、それっぽい出来でした。鶏むね肉をフードプロセッサーにかけて、ネギやらなにやら混ぜ込んでおいしそう。さて、鍋はいいけど出汁はどうするの、昆布はあるし、まぁ顆粒出汁でも……と口を挟んだら、どうやら出汁のことをすっかり忘れていたご様子。それでは鍋にならーん。しかし目の前には大量の白菜。どうにかするしかない。


サクっと調べてみたら、中国料理で「ピェンロー」という白菜鍋があるという。


ピェンロー(白菜鍋)レシピ
ピェンロー:妹尾河童さんによる旨すぎる白菜鍋


このあたりを参考につくってみた。冷凍庫に眠っていた豚こま肉100gも投入。これがすこぶるうまくて、大量の白菜を難なく消費。からだもあったまって上機嫌なまま、銭湯へ行って至福のひと時。疲れが抜けていく……とゆるんだ気持ちで家へ帰れば、眠気に襲われて当然というもの。瞬く間に眠りにつき、目覚めればすっかりいつもの朝。ところで作業はどうした。どうしたんだ!


残った汁にうどんを入れてずるずる食して、やっちまったもんは仕方ない、今日からまたがんばるベーと納得できたのは、やはり昨日の銭湯が効いているからで、ああもういっそ大浴場か露天風呂のある会社に転職したいと心底願った。はいはい、そんな会社ないですよね。ぼーっと満員電車で露天風呂入りたいなぁ、と思っていたら、記憶にあったのが昔に行った池袋某所のラブホテルだった。雨が降ってたけど入ったんだよなー。なつかしい。


そういう記憶もなんなので、今年の冬は近くの銭湯以外のお風呂に行きたいと考えています。今年の夏が花火大会三昧だったように、今年の冬はお風呂三昧にしたい。