2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フリータイム、という言葉が及ぶ範囲とは?

27日土曜日、現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2008」で、チェルフィッチュ『フリータイム』を観劇した。それまで誌面でしか知らなかった岡田利規の本業が見られる、と意識すると、なぜだか緊張してしまった。(たぶん「岡田利規」という名前が先行して…

『タンノイのエジンバラ』、『聖少女』……他。

普段、どこで本を読むか、というのはその人のライフスタイルが見えるようで面白い。 「通学通勤の電車の中で」と聞けば、この人は時間を持て余さないタイプなのかな、あー、あと通勤ラッシュでしんどい地域には住んでいないのかな、と思うし、「寝る前に布団…

22歳からの性的肉体鍛錬。その2。

8月11日のエントリー(22歳からの性的肉体鍛錬。 - Hasex.net blog)でPC筋を動かして性的能力を向上させてみようと思う、ということを書いた。それから1ヶ月ちょっと経った。気が向いたときにぴこぴこと動かしてみたり、放尿する時に止めて出してを繰…

『SEX and the CITY』(池袋シネマサンシャイン)

20時の回に行った。レイトショーだと通常1500円のチケットが1200円になるのでオススメ。と、一言マメ知識。浮いたお金でポップコーンが買えますね。 ドラマ版終了後から4年後、という設定でのこの度の映画化。もちろんドラマ版を見てから行くと楽しみが増す…

穂村弘『もしもし、運命の人ですか。』

歌人である穂村弘が『ダ・ヴィンチ』に連載したエッセイをまとめた一冊。穂村弘の名前は、ちょっと自信がないのだけれど、大塚英志の著作(たぶん『キャラクター小説の作り方』)で見たことがあり、覚えていた。この本をたまたま手に取ったのは、これはもう…

東浩紀『動物化するポストモダン』

東浩紀関連の著作はいつくか読んだことがあったのだが、この記念碑的な、代表的な作品をそういえば読んだことがなかった。自分でも不思議なことだと思う。買ってあって目に見えるところに積んであったのに。 80年代、90年代以降のオタクたちの歴史と歩み…

8/22〜9/18までに読んだ本

なぜ読書記録をつけるのか、と考えると、「資料的価値」があるからだろう。それが必要なのは何も研究対象になるような人物だけではない。他人も、また自分も、どのような本を読み歩いてきたのかをたどると、考え方の根っこのようなものが少しでもわかるので…

山羊たちは踊って笑って誘いながら道をふさいだ。ぎゃー。

神楽坂セッションハウスで、コンドルズの近藤良平が主催する「リンゴ企画」の公演『あの山羊たちが道をふさいだパート2』を見た。21時45分から、という開演時間でも100人近い集客があり、近藤良平への期待が感じられた……と、書きながら、私、近藤良平の存在…

In 197666と輝ける場所、そしてひたむきな若さ。

人には輝ける場所がある。 輝く場所、かもしれない。 自分から発光するのか、させられるのか、わからないけれども、存在や行動そのものが映えるところがきっとあるのだ。その瞬間、意味、感動をいかに味わい、味わえるかで、人生のある種の豊かさが得られる…

ずっと行きたかった吉行淳之介文学館。

8月後半は千葉県某所にこもって卒業制作の小説を執筆していた。成果はそこそこ。自分がなかなかに寂しがりやであることを自覚したりもした。その後、館山で大学の講義合宿。エッセイの書き方を習う。これは実りがあった。話したことのない後輩たちとも知り…