私はこういう路地裏を「匂いのある路地裏」と呼んでいます。 生活と、歴史と、どこか異世界感が漂う場所を歩いていると、自分が何者でもない一個の存在として、そこに在るような気になって、心地がよいのです。小説の浮遊感と、それはとても似ているのです。
お誘いをいただいて浅草で飲み会。横丁の屋台で一杯やって時間をつぶしてから、水口食堂へ。ここは長い歴史がある洋食屋さんみたいで、いわゆる「昭和の味」に触れ合えるお店だ。もう何度目かの来訪になるけれど、毎回、素敵な思い出しかない。もちろん、そ…
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