2/16〜2/28までに読んだ本




これを書いている今、実は3月2日で、日付を改ざんしているわけですが、もし私がこの日記の日付を「2009-02-29」などとしたらどうなってしまうのだろう。存在しない2009年の日。なんか「2009-02-31」みたいないくらなんでもそりゃあないだろって感じではなくて、あれもしかしたらあったんじゃないの、2009年ってうるう年だったっけ、みたいなウソってのが一番タチが悪い気がする。

世界中のインターネットユーザーが「2009-02-29」って日記を書いて、それから数百年経って過去の時代を考証しようってデジタルアーカイブを発掘していると、どうも2009年はうるう年らしい、でも残っているデータとしてはありえないのに、インターネットではみんながみんなうるう年だと思ってる……というような齟齬が発生して、学者は混乱、学会は紛糾ってことに……ならないかな。どうかな。


最近になって、有名な歴史上の人物の写真や絵画が偽者かもしれない説があるって、ラジオで言ってた。たとえば西郷隆盛とか源頼朝とか聖徳太子とかが、甥や弟や全くの別人(聖徳太子のヒゲは誰かの落書きなんて話もある)ということらしく、歴史というのは些細なことで大きく動いてしまうのだな、と思った。デジタル世界ってそういうのがなさそうだから、なんとなく面白くないよね。私だけかな。



■小説
戸梶圭太『さくらインテリーズ』
桑島由一『パーフェクトキス』


■エッセイ
魚柄仁之助『うおつか式生活哲学入門』
村上祥子村上祥子の電子レンジで野菜料理100』
本多弘美『インテリア以前の収納・掃除の常識』


■コミック
谷川史子『星の速さで駆けてく』
谷川史子『花と惑星』
谷川史子『ごきげんな日々』


■雑誌
COMIC快楽天』2009年3月号