飲み屋のあの味、華麗に(だいたい)再現。








昨日の日曜日、浅草で梯子酒。夕方から飲みはじめ、3軒ほど店を移った後、訳あって渋谷に行ってもう少し飲み、帰宅。えろえろっとはしなかったものの、そこそこの量が体に入っていたので、朝は這い出すように起床して仕事へ。


さてそんな月曜日の夜の晩酌。まだ飲むのかという感じですが、あまりの暑さに私は猛烈にビールを求めておりました!仕方のないことです!金麦冷えてるよー!ということで、浅草の飲み屋で食べておいしかった砂肝のガーリック炒めを再現してみました。


一口大に切った砂肝に塩とこしょうで下味をつけ、にんにくのスライスと一緒に油で炒める。火が通ってきたら、チューブにんにくを溶かした醤油と酒を加えて、煮詰めるように炒めていく。こしょうは多めで、スパイシーに仕上げる。


ビールが進むなーこんちくしょー!砂肝にはもちろん、タレにもにんにくの強い風味があったので、これは醤油にもにんにくを入れているのではないかな、と思ったのが当たりだったようです。ただ味の方向性はよかったものの、酒を入れて蓋をして蒸し焼きにしようとしたら、砂肝がとっても小さくなってしまいました。うーん。残念。覚えておかなくちゃ。


失敗はまだあります。IHクッキングヒーターの使い勝手にやられました。問題はフライパンの熱さ。ガスコンロが右肩上がりに温度が上がって行き、強火で熱し続ければ多少水分が多くても飛ばすことが出来るのに対し、IHはある程度の温度に達すると、そこからいくら強火設定にしても、なかなかフライパンが熱くならない。水分は飛んでいかず、今回のようなケースだと、炒め煮という感じになってしまうのです。


その点、温度を一定にしたい煮込み料理などはIHに軍配が上がると思います。私が高校生のとき数学で赤点を取りまくっていたように、要は人間もIHも向き不向きがあるわけです。


対処法としては、あらかじめ油も何も入れずにフライパンをよく熱してやること。こうすれば熱さが保てるのでいくらか立ち向かえます。もっとも、熱いままなので今度は焦げるのに注意しなくてはならないのですが、こういった炒め物には、現状はこの方法でいくのがよいのだと思います。


飲み屋のメニューを真似するのは、よくやります。というか外食したときや実家にいるとき、食べたものの印象をなるべくストックしておいて、引っ張り出している、というか。つまり常に食事に関心があれば、それに応じて、いざ自分が料理をする段になっても、味や盛り付けがなんとなくわかるのです。料理が苦手だ、という読者の方は、まず自分が食べているものを少しだけ観察してみることからはじめると、レシピ本を買うよりいいのかもしれません。