3/1〜4/30までに読んだ本




3月は引越し諸々で忙しく、4月は新生活で忙しく、なかなか読書まで手が回りません……なんていうのはとても簡単なのですけれど、それって怠慢じゃないかしら、とも思うのです。だってそんなことを言い出したら、いつまでたっても本なんて読めやしない。


そもそもなぜ本を読むのかってのは難しい話。知的欲求の充足とか暇つぶしとか性欲の捌け口とか、人それぞれ何を言っても漏れなく正解で、正しい。これって正解が多すぎて問題にならない質問だよねー、なんて思うのは、学校で「必ず問題には正解がある」と教え込まれた弊害なんじゃなかろうか。


大きな視座で、捉え方で、問題に当たることが必要だよね。と、思ってから、なぜ本を読むのかという問いに帰ると、こういう風に色々と考えられるだけの引き出しを持ち、デスクトップを拡張し、スペースを構築し……そういう「問題に当たること以前の能力」を養えるのが読書のいいところなのかもしれません。で、これが私の「本を読む大きな理由」のきっとひとつです。うん、正解。花丸あげよう!


で、別にこの文章で何が言いたいってわけではなくて、手が滑るままにこんなことを書いてしまっただけです。花丸、上げられません。私は昔から、例えば国語のテストなんかだと、本文読解は満点でも漢字書き取りが全滅なんていう生徒でした。前々から準備せず、その場その場でやれちゃうことだけやっちゃう。


つまりあれだろうね。小手先が得意っていうのか。芯に響く言葉を打ち出せるように、ならなくっちゃね。なりたいな。なんて、最後にイイコト言ったつもりだけれど、2ヶ月でこれっぽちしか本を読めていないことのお茶濁し、このあたりで退散、退散。



■小説
池波正太郎鬼平犯科帳 <1>』
シャミッソー/池内紀『影をなくした男』


■エッセイ
アンディ・ウォーホル/落石八月月『ぼくの哲学』
村上隆『芸術起業論』
ジョアン・シェフ・バーンスタイン/山本章子『芸術の売り方』
菜摘ひかる『恋は肉色』
玉村豊男『料理の四面体』
魚柄仁之助『一年間10万円つくる、食べる、もてなす365日全記録』
武田真由美『超食費1か月1万円生活。』
森友治『続 ダカフェ日記』


■雑誌
美術手帖』2009年4月号
COMIC快楽天』2009年5月号
COMIC快楽天』2009年6月号
『IDEA』NO.334