完熟トマトひとつだけで、パンもご飯も幸せも。








冷蔵庫がすっかすかになったので、食料を買い足しました。近所の商店街をふらふらして、いくつかの野菜とちょっとのお肉をお買い上げ。今週、ないし来週は、こいつらで楽しんでいきます。


今日の夜ご飯は、冷蔵庫に転がっていたトマトを中心に考えました。たしかマンガ『華麗なる食卓』だったと思うのですが「出来上がりから想像しろ」という言葉がありました。何をつくりたいのか強くイメージしてから台所に立つことで、手順や必要なものが見えてくるわけです。


オリーブオイルでニンニクを炒めて香りを出し、新タマネギをザク切りにして入れる。しなっとしたら、一口大にした鳥ささみを加えて、塩コショウ。トマトをおろし金で摩り下ろして混ぜ、コンソメ代わりに顆粒鶏ガラスープを少々。少し煮詰めて、仕上げにオリーブオイルをかけまわして出来上がり!


トマトをおろし金で擦ってしまうのは魚柄仁之助のアイデアですが、これはたしかにいいです!皮だけが残って中身は全部フライパンの中に。湯向きも何も要らなくてお手軽。トマトだけの水分で煮るトマト煮です。完熟で水分がたっぷりしたトマトでつくったのがよかったみたいです。


新タマネギがびっくりするくらい甘くておいしく、トマトの味も際立って、ささみにもよく味が染みています。全体的に優しい味になりました。素材の味に頼ってる感じですが、それってなんだか贅沢な気もします。パンにスープをつけながらいただきました。






それでもあまったスープには、ご飯とチーズを足してリゾットにしました。こ、れ、が、とんでもなくおいしかった!うーん、素晴らしい!これからはいきなりリゾットでもいいくらいです。イメージ通りにおいしい料理が出来て、気持ちもほっこり。お酒も飲まずに、日曜の夜はすんなり更けていきました。