オキドケーカケドケー。








掛け時計がないというのは結構不便なもので、忙しない朝には特に感じる。アナログのいいところは「待ち時間がない」ということ。時計でいえば、見ればわかるということ。時間を知るのに携帯電話を使うと、ボタンを押したり画面を開いたり一手間がどうしても必要になる。もしデジタルなそれらを付けっぱなしにしたら、第一に電気がもったいない。


ずっと「素敵な掛け時計が欲しい」と思っていました。だって時計なんて、どれを買っても基本的な機能は同じ。時間がわかればそれでいい。適当なもので済ませると延々とそれで済んでしまう。だから少し、妥協したくなかったのです。でもそう言っていたら、もうひと月以上も過ぎてしまいました。


日曜の昼、ビールを飲みながら街をふらふらとしていたら、「もう変なことで悩むなんてやめよう!」と思い立ちました。いい加減に時計を買おうと思い立ったわけです。で、足を向けた雑貨屋でこれを見つけ、ピンときたのです。別に置き時計を掛け時計にしたっていいじゃん、と。


色んなことに知らず知らずに縛られている私たちですから、こういうちっちゃな反抗、ちっちゃな思い付き、試してみるのもいいと思うのです。だってほら、自画自賛ですけど、これ結構、可愛いじゃないですか。私、とっても満足です。