だいたい合ってるとんぺーやき。








とん平焼きという食べ物があります。主に関西の、鉄板焼きの一種だそうです。お好み焼き食べたり焼きそば食べたりしたついでに、酒の肴や何やに焼いて、阪神タイガースのシーソーゲームに一喜一憂、不調の藤川球児を罵ったりしながら食べるのだそうです。ごめんなさい今のは全部想像です。


豚のバラ肉を焼いて、キャベツやモヤシをかぶせて、シメに溶き卵を注いで固めて焼き上げ、ソースやマヨネーズで食べるのが、とん平焼き。どうもとん平とん平と書くと、オレンジの着物で座布団に座って両手を挙げて自分の名前を叫ぶ芸人しか浮ばないのですが、あれはこん平ですね。やっぱりこれも芸人さんに関係のある料理なんでしょうか。


前置きが長くなりましたが、だいたい合ってるとん平焼きをつくりました。豚バラ肉は牛切り落とし肉で、キャベツはレタスで、お好みソースはウスターソースで代用。ちょっとしたリッチ感を出すため、具に小エビを、溶き卵にも刻みネギを混ぜてみました。


うーん!おいしい!ご飯のおかずにも酒の肴にもいけそうです。レタスはもういくらかしなしなで、ヘタに近いぎりぎりの部分を使いましたが、問題なかったです。そう、それと大根の皮を入れたのです。いつぞや食べた大根料理のときに取った皮を取っておき、天日で干しておいたのです。からからになったこいつを混ぜてみました。こりこりとした食感が加わって、なかなかよい感じ。


簡単につくれますので、これはリピートしてもいいかな。冷蔵庫の中身を整理したいときにもオススメ。具やソースがちがっても、だいたいの方向性が合ってれば、だいたい合ってる料理にはなるもんだと実感しました。ま、いいや、の感覚って、結構便利。