こんなに可愛いたぬきのくせして、にくいやつ。








さて、これはなんでしょう。



答え。「熱燗器」です。中央に徳利のようなものがはまっていて、ここに酒を入れます。器の中にはお湯を張り、徳利を沈め、湯煎してお酒を温める、というすぐれものです。熱湯を使えばだいたい4分くらいで熱燗ができちゃいます。


にいがた酒の陣」で買った逸品で、その名も「ぬくぬく・ぽん太」。たしか2000円くらいだったと思います。(酔っていてあんまり覚えていない。)でも、こういうちょっと寒い夜には手放せないアイテムです。


熱燗を自宅でつくるとき、手っ取り早く電子レンジを使う手もありますが、あれはやはり、香りが飛ぶのでオススメできないそうです。(たまにしょうもない居酒屋で器が持てないほど熱いことがありますが、たぶんそのときは、だいたいこの方式なんだと思います。)これなら鍋を別に用意する手間もなく、湯煎でいけて味もそれほど落ちず、いい感じなのです。酒飲み必携です。


ちなみに湯煎で熱燗をつくるときに、一番のオススメは錫の容器を使うことだそうです。飲み比べましたが、たしかに味がまろやかで、ちがいました。ただ、値段がぽん太くんの5倍くらいします。さて、その分の金で酒を買うか、酒器を買うか、そこが悩みどころ。