江古田「サグーン」




カレーの本場、そう聞くと、まず出てくる国はインドである。
ところが世界には様々な食文化があって、カレーもインドだけのものではない。特に熱いのは東南アジアだそうで、シンガポールやネパール、インドネシアなど、その国ごとに特色があって面白い。(詳しくはふなつ一輝のコミック『華麗なる食卓』あたりを読んでいただければいいのではないかと思います。丸投げ!)


江古田駅南口から徒歩数分。日本大学芸術学部の目の前の2階にあるカレー屋[サグーン]へ行きました。友人や彼女(あ、そういえば別れた彼女と復縁しました)が絶賛するので、すでに前日から胃袋と意識をカレーモードにして突撃。広くはない店内ですが、木のテーブルと掃除の行き届いた感じが好印象。ネパール国旗があったり、メニューにもヒマラヤン云々という文字があったので、ここはネパールカレーがベースのようです。


ランチタイムはAセット600円とBセット700円がお得。選べるカレーは3種類ずつで、それにナンかターメリックライスがつきます。店頭でも配っているフライヤーを持っていくとチャイ、ラッシー、デザートのいずれかが無料でついて、学生だと学生証提示でさらに50円引き。つまり550円のセットでラッシーまで飲めるというわけで、これはちょっとした贅沢ランチにはもってこい。むしろ大丈夫なのか、といいたくなる感じ。


私はBセットのキーマカレーターメリックライスで。彼女はAセットのチキンカレーをナンでいただきました。キーマは挽肉のしっかりした旨味に辛さがほどよく乗ってきて美味。ターメリックライスの香りも好相性で、少し元気がないかな……というときに食べればなんだか元気になりそう。


チキンカレーはさらにマイルド。瞬発的な辛さはないものの、あとからじわっときます。何よりナンの大きさが素晴らしく、大人の手のひらふたつ分はありそう。モチモチとサクサクが共存して、まったくたまりません。チキンカレーはターメリックライスだと少し香りが気になったので、ナンの方がよいかな。


ところで私、カレーを食べるのが下手で、必ずルーが余ってしまいます。(丼モノも具材が余ってしまう。)[サグーン]のカレーは辛味がよいので、ついライスの配分が多めになって、案の定、半分以上余らせてしまいました。そこで、プレーンのナンを単品250円で追加。これできっちり最後の最後まで食べきれました。キーマはナンでもいける。うまい。


カレーの辛さは調節できるので、もっと辛く!もいけます。次はそうしようかな。他にも豆のカレー、マトンカレーなどもあり、セットでなく単品であれば、スープカレーやオリジナルのサグーンカレーなどもあり。タンドリーチキンやサモサといった単品メニューもあって、これはどうやら、今度はここで酒を飲めということらしいです。ちなみに2000円2時間で飲み放題もやっていたり、予約制で2000円と3000円のディナーコースまであったりと、その手広さに私のココロも沸き立ちます。

これを書きながら口の中で[サグーン]のカレーが蘇ってきてしまって困るので、近いうちにまた行きます。絶対。