83番:岡田酒造(合)




琴電岡田駅から歩いてすぐにある岡田酒造。
地下70メートルから汲み上げる井戸水を使っているそうで、酒にとって大切な水には絶対の自信があるようだ。
試飲させていただいたのは「国粋」の「にごり酒」と「げんなま」。
どちらもアルコール度数が19度ほど。日本酒としては強めである。
しかし「にごり酒」の風味は甘めで、強さよりはうまみが出ている。一方「げんなま」は「にごり酒」の上澄みだけを取り出しているため、甘さが隠れる代わりにすっきりとし、強さを感じる。
日本酒と言ってもまったく多種多様。焼酎は原材料で違いを出せるが、日本酒は米のみである。それだけに飲み比べてみると面白いものだ。
ちなみに岡田酒造の酒は新宿にあるという香川県のアンテナショップで買えるそうな。香川県の味を知った私も早速足を運んでみるつもりだ。

さて、岡田酒造をもってスタンプが11個になり、ついに香川県を制覇することができた!
とにかく楽しいばかりだった。東京から来たと言う得体の知れないでかいリュックを背負った黒ずくめ(黒いツナギに黒いダウンジャケット、今考えればなぜこんな格好なのだ)のニット帽メガネを皆さん快く受け入れてくださって、感謝の限りである。
本当にありがとうございました。
今度はもっと資金を用意して、毎晩飲み食いしたいものだ。いやまったく、すべての酒造さんで酒を買いたいくらいなのだが全然果たせず、悔しい思いが残った。
旅に来てよかった。
酒の現場、酒をつくる人々に触れられて、ひとりの酒飲みとしてもよかった。
またチャンスがあれば、違う県にも挑戦したいと考えている。キャンペーンが終わる前に、なんとか!