青春の象徴。








日本ドッジボール協会(JDBA)と聞いて「あれね!」と笑える人がどれくらいいるかはわかりませんが、私は何を隠そうドッジボーラーでした。コートの上の格闘技、それこそが競技ドッジボールです。遊びとは一線を画す、本気で、真剣な、ドッジボールです。私は小学3年から6年まで、生活の一部といえるほど熱中してプレイしていました。おかげで都内では敵なしと吹聴しても笑われないほどの戦績を収めるチームにいました。


小学生までしか本格的なリーグや大会のない特異なスポーツなのですが、最近は「中学生以上でも」楽しめるような各種大会が増えてきたのだといいます。つまり、ドッジボールにハマってしまった人は、なかなかその魅力から抜けられなかったわけです。みんなドッジボールがしたくてたまらない。私も、そのひとりだったわけです。


そこでこの日曜日、ほぼ10年ぶりくらいに本気でドッジボールをさせてもらいました。とある都内のチームの練習に混ぜてもらったのです。面白いほど鈍ったからだは、しかし投げ方やコツ、作戦や感覚を忘れてはいませんでした。それらをいくら頭で理解していてもからだがついていかない。悲しい現実に打たれながら、でも精一杯楽しみました。


現在、必死なケア(銭湯へ行ったり筋肉痛の薬を塗りたくったりバファリンを飲んだり)にも関わらず、節々に残る筋肉痛と戦いつつ、書いています。これから、月に何度か練習に混ぜてもらおうと思っています。社会人になって、どうにもすっきりしない毎日に、「本当に好きだ!」と叫べるほど楽しいことなんて、なかなかないものですからね。