錦糸町「やきや」




秋葉原を散策したあとの夕飯。今日は彼女と、交際して2年を迎えたという記念日であった。それなら少し豪勢に食べようじゃないか、ということで「焼肉でビール!」をリクエストした。メタボリック一直線コースである。先日健康診断をしたら、なかなか危険水域で笑えなかったのだが、まぁいいだろう。
本所吾妻橋の「やきや」へ向かった。錦糸町と両国の間くらいにある。どちらかといえば錦糸町寄りだろうか。三つ目通り沿いにある。
2人からでも頼めるということだったので、2300円の宴会コースにした。コースの中ではもっとも安価なのだが、内容は充実していた。カルビ、ハラミ、豚タン塩、豚トロ、鶏もも焼、サンチュサラダ、キムチ3種(白菜、カクテキ、オイキムチ)、チヂミ……と、基本セットは全部そろっており、とてもいいコースだった。 肉もやわらかく、ハラミやカルビは口の中に脂が行き渡り、ビールを流すと何とも言えず、あぁやっぱりうまい!嬉しくなって、ギネスの小瓶、ビール中瓶、中ジョッキ1杯を揚々と飲み干してしまった。ビールはさすがにお膝元か、アサヒビールだった。
彼女が肉のおいしさにたまらずライス(小)を注文。確かにこれは、一緒に食べなくてはならない。焼肉にライスを合わせないというのは、どうにも損をしているような気になる。たった一口でもいいから、食べなくては気が済まない。またこのライスがおいしい。なんでも千葉県で無農薬・無化学肥料で栽培されたものらしく、ライスそのもので食べても、うまい。肉と合わせれば、なおうまい。タレにカルビやハラミをつけると、脂がサーッとタレに広がる。その光景にヨダレを我慢しながら、タレを肉に絡め、ご飯の上で一度ワンクッション入れてから、肉を食べる。口の中に旨味が広がったところで、タレと脂でツヤっと光るご飯をかき込み、悦に入る。米食文化の日本人でよかった!と嬉しくなれる瞬間である。