就職活動終了。




ここしばらく日記を書けなかった……書けるネタは諸々あるのだが(主に昼にちょこちょこと外食していたので、少なくとも食日記は書ける……どこで何を食べたというのもなんとなくは覚えているのだが、あやふやなまま食体験を書き記してしまうのは、読者に対してもお店に対しても失礼なので控えることにする)、己の心身を調整するべく時間を費やしていたので、とてもここまで手が回らなかった。
と、いうのが、一応の弁明。
それもこれも5日間で面接7回だとか、3日連続最終面接だとか、洒落にならない事態になっていたのである。「ガイアの夜明け」でも日経新聞でも就活生が取り上げられる時期であり、大学4年生の私も、例に漏れず連日リクルートスーツを着てあちこちにいたわけだ。
数日前のことになるが、幸いにも志望会社から内々定をいただいたことで、私の就職活動は終了となった。ゴールデンウィーク前に決めることができてよかった。私が身を投じるのは「紙」の業界である。残念ながら出版社ではない。最終面接まで残った出版社もあったのだが、入室早々まさかの役員10人(くらい)対1人というイジメのような雰囲気に気圧され、筆記試験で書いた作文を見ながら唐突に「君の作文はひどいね、こりゃ普通なら落選だね。とても小説で賞を取ったとは思えない」と文章のプロに駄目出しをされる号泣展開に「もしかして圧迫面接なのだろうか」という思考には一切至らず、ただただ苦笑いを返すくらいしかできず、そんな調子で見事なまでにいいところを発揮できぬまま面接は終わってしまい、あっさりと散った。

が、そんな私でも、幸いに光栄なことに3社が迎え入れてくれるとおっしゃった。
慎重に検討し、自分の進路を決めた。

この決断が後悔とならないように、頑張ろうと思う。



ということで、また今日からぼちぼち日記を書くつもりだ。何かしら書かなければ、私は、なかなか私を保てない。そのような気がする。しかし、ないならないでどうにか保てるのかもしれないが、常に頭に「これをどう書くか」という命題があるという状態であるから、やはり、書かなければならないと思うのである。