江古田「伝説のすた丼屋 江古田店」




13時から会談の予定があったのだが、見事に寝坊し、12時目前で起床。それでも何とか13時数分前に到着でき、2時間ほど熱気にある会談も終えると、たまらずに空腹だった。同席していた友人と「伝説のすた丼屋*1」でガッツリいただくことにした。
いくつか店舗のある(3月1日には府中にもできたそうだ)「伝説のすた丼屋」の名物といえば、名前の通り「すた丼」である。ニンニク醤油を効かせた豚バラ肉炒めは、白米と合わせずにはいられないパンチのある味で、時たま無性に食べたくなる。
通常サイズでも十分なボリュームだが、この日の私は食欲がいささか妙で、いわゆるところの大盛でいってみることにした。
すた丼580円+肉増し飯増し200円。
(ちなみに、肉だけ増す「肉増し」、メシだけ増す「メシ増し」も選べる)
「伝説のすた丼屋」の素晴らしいところは、生卵と味噌汁が無料でついてくるところだろう。吉野家はじめ牛丼チェーンでわざわざお金を出して買わないといけないものが、無料でついてくるというのは、なんというか得した気分になる。もちろんその分、値段も高めなのだから、気分だけなのだが。
丼物においての生卵の扱いは個性が出るところで、まずどのタイミングで注ぐかという問題がある。一口目からどばっといくもよし、3割ほど食べてからいくもよし、半分以上食べてから味の変化を狙うというより「たまごかけご飯」を狙うもよし……またかき混ぜ方の問題もある。さっさと溶いてかける、白身がなくなるまでよくよくかき混ぜる、その中間当たりを取る……目の前の丼にはいったいどれが適しているのかを探しながら、考えながら食べるのもよいのだが、せっかくの丼物だ。冷めないうちにかっこんでしまうのが最も正しいような気もする。
私流で書けば、「すた丼」は最初はそのままいただき、半分ほど食べてから素早く溶いた生卵をかけ、そこに七味と少しだけ醤油を入れて食べるのをよしとしている。味の濃い「すた丼」と「たまごかけご飯」と2つの味が楽しめて、これまた得した気分になる。
今回もそんな風にして、ボリューム満点まさしくメシを掘って食う!といわんばかりの白米の量に喜びを隠せず、標準サイズを食べていた友人よりも早く食べきってしまった。そんな早メシで大盛りなど食うから太るのだ。体躯の細い友人は「いやー、標準サイズでもお腹いっぱいだ」なんて言っていたが、私はどうなる。同い年なのに。体躯が細いからってレディースの洋服など着おって!羨ましいじゃないか!ええ、まぁ、羨ましがっているだけである。ごめんなさい。
しかし、お腹いっぱいというのは全く同意で、このすた丼を昼飯にすると、夕飯近くなっても空腹がやってこない。もちろん胃に詰めている量がそれ相応なのだろうが、それだけじゃない気もして、もしやすると「すた丼ダイエット」もありえるのではないかと思うのだが、試してみる勇気は無い。