87番:(株)森國酒造




小豆島で世にも珍しい佃煮ソフトクリーム(モカソフトを薄くしたような色で、ちょっとしょっぱくて案外いける。煮汁が入っているらしい)を食べながら歩くこと少し、森國酒造さんに到着。
戸を引いて入ると、中はおしゃれなバーになっていた。当世風である。東京にあってもウケそうだ。吉祥寺や高円寺あたりで是非。
試飲させていただいた「森」は、昨日の吉本醸造眉山」 ほどではないにしろ、しっかりした味わい。米の甘さと重めの味わいが、肴の味を引き出しそうだ。
小豆島は醤油が名産らしく、点々と醤油屋や佃煮屋がある。それをつまみに一杯やれば、酒飲みとしては小豆島を満喫できるに違いない。

スーパーやコンビニもあり、何かの記念祭だかをやっているオリーブも名産?有名?らしく、意外に小豆島は進んでいた。パチンコ屋もあった。
私はと言えば、さてどうしたものかと思っている。小豆島に宿を求めて滞在するのもいいのだが、明日土曜日に、綾菊酒造、川鶴酒造、西野金陵、森國酒造の4酒造が、一斉に蔵開きをするという。つまり行けるのはひとつだけ、というわけだ。これは悩みどころだ。全部個性の違う美味い酒であったから、それを知った一昨日からずっと迷っている。森國酒造も美味しかっただけに、さらに迷ってしまった。
しかし決断を早めねばフェリーがなくなってしまう。
どうするべきか、どうするべきか……。